鼠径ヘルニア体験記 | 手術と便秘ケアで再発防止

鼠径ヘルニア(脱腸)体験記です。

体験報告!鼠径ヘルニアの手術で腹腔鏡手術を選ぶか、それとも鼠径部を開腹する方法が良いのか?

左側に続き、右側も鼠径ヘルニアになってしまいました

 

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私は鼠径ヘルニアの手術を2度経験しました。

 

右と左、両方とも脱腸となってしまったわけです。

2度目ともなるとがっかりしました。

 

なってしまったものは仕方ありませんね。

気を取り直して、手術を受けるべく病院へ相談に行きました。

 

手術方法は迷う

1回目の手術は腹腔鏡手術で処置をしてもらいました。

その時も執刀医からは、腹腔鏡手術を選びますか?

それとも開腹手術にしましょうか?

 

さらに麻酔方法は全身、それとも局部麻酔にしますかなど、いろいろ選択肢を挙げられてて返って困惑してしまいました。

この記事を読んでおられる方も、そんな不安があるからこそこの話に関心を持って頂いているんだと思います。

そんな方のために、実際に体験した感想を書き並べてみたいと思います。

これから手術を受ける方の参考になれば幸いです。

 

腹腔鏡手術

腹腔鏡手術はおへそからカメラを体の中に入れ、その両脇から腹に穴を開けます。

カメラの映像を見ながら手術用具を穴から入れて。患部にメッシュで補修する手術です。

 

ひとつひとつの傷は小さいので、傷の治りも早く手術跡もほとんど分からなくなります。

手術時間は私の場合、説明では2時間程度と言われていましたが、実際には3時間かかりました。

麻酔は全身麻酔だったので、意識を失ったと思ったら手術は終わっていたという感じでした。

時間の経過なんて分かりません。

 

手術自体は、カメラで映像を見ながらの処置なので、時間はかかるようですね。

 

手術後はお腹が張ってきて少し苦しく感じました。

手術の2日目の夜もまだ苦しかったのを覚えています。

看護師さんが「歩くと治りは早いですよ。」と言ってくれたので結構病院内を歩きました。

もしかしたらもう少し安静にしていた方が良かったのかもしてません。

 

開腹による手術

2度目、右側の手術は同じ病院に腹腔鏡手術をする医師が異動してしまっていたので開腹の手術となりました。

麻酔は腰椎麻酔と言って、要するに局部麻酔と言うことになります。

 

いろいろ手術中に起きることが分かってしまうのは怖かったので、全身麻酔を要望しました。

ですが医師の説明だと、

「手術中の会話が聞こえてくるのがイヤなら全身麻酔をしますが、さほどの事もないので腰椎麻酔で十分です。」

との事でした。

そう言われたなら、もう医師に任せてしまおうとそれに決めました。

 

手術の当日まで気がかりだったのは、腰椎麻酔の注射の痛みに耐えられるんだろうか、と言う事でした。

背骨の隙間に麻酔を注入する時、痛さでビクッと動いてしまって脊髄を傷つけてしまわないかと言う事が最後まで心配でした。

 

手術前にその辺りの事を看護師さんに相談しました。

「〇〇先生は麻酔について上手ですから心配入りませんよ。」

とのことでした。

 

実際、麻酔を打たれた時の感想は驚くくらい痛くなかったです。

比較すれば採血する時の注射の方が痛いです。

 

注射されて麻酔が効いてくると、足がしびれるような感覚となり、そのうちなにも感覚がなくなります。

 

手術中は腹の1部をを引っ張られているとかいう感覚はありましたが、あとは痛みというものは感じず不思議な感覚でした。

 

入院日数も同じ

腹腔鏡手術、開腹の手術ともに入院日数は変わりませんでした。

前日入院から数えて3泊四日である事は同じです。

 

術後の痛みは少し位置が違うぐらいで大して変わりません。

 

もう一度手術をする事になったら、どちらにする?って聞かれたら迷いますね。

相談した医師の得意な方法が安心なのかもしれません。

 

何かの参考になれば、嬉しく思います。